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東北地方太平洋沖地震 被災地ボランティア活動報告書 - 青年海外協力隊東京OB会 > 活動報告

東京都出身,在住のJICA(ジャイカ)国際ボランティア帰国隊員による、組織と活動の紹介ブログ。壮行会,講座,イベント出展,現地レポートなど。赴任・活動環境や派遣前訓練、現職,短期,シニア等の募集制度、倍率,給料,就職の実態。

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東北地方太平洋沖地震 被災地ボランティア活動報告書

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生熊 麗(隊員春募集応募中)
<活動日程>
 2011年4月25日~29日
<活動場所>
石巻市渡波地区周辺
渡波小学校、湊小学校
<活動概要>
・渡波小学校内 及び周辺在宅避難者への昼の炊き出し
・同小学校の清掃、修繕
・救援物資の整理整頓、仕分け
・放送室での随時放送、管理
・湊小学校でのお風呂提供
・自衛隊管理倉庫からの物資搬出

<期間中のイベント>
・渡波小学校卒業式
・グラウンド消毒
(目に見えない様々な薬品などが津波とともにグラウンドに押し寄せ、ひあがっているため)
・手品披露(他団体のボランティアスタッフ)
・一日だけの美容室開店(代官山のヘアーサロンスタッフ)
・炊き出し隊(他団体による炊き出し支援)
・自転車くじ引き大会(当たりくじ 2本)
・被災された方々と支援スタッフ一同との親睦交流会(地区限定)

<毎日のミーティング>
・班長ミーティング:渡波小学校内で、朝夕二回。
(校内の各場所の代表者が集まり、連絡事項や行政の動きを伝達)
・ボランティアミーティング:テントキャンプ内で、夜一回。
(各団体代表者が集まり、一日の作業進行状況、翌日の作業目標、他連絡事項を共有)

<炊き出しメニュー>
25日 カレー オレンジ 他ツナ缶、コーン缶など
26日 五目御飯 玉こんにゃく 味噌汁 他ツナ缶、ぜんざいなど
27日 もつ煮  納豆 漬物 ご飯 他コーン缶、ぜんざいなど
28日 豆乳鍋  本格キムチ ご飯 他缶詰め、お菓子など
29日 カレー  キウイフルーツ ご飯 他魚そぼろ、ぜんざい

<救援物資状況>
食料:缶詰、米、野菜、冷凍肉、調味料 不足なし
衣類:冬物、春物、下着類、靴、おむつ、女性用品など 十分ある
しかし、あふれすぎて、性別、種類わけの仕分けが追いつかず、全て提供できていない。
不足品:おんぶひも、幼児の薄下着など、各避難所にいる人のニーズに合うピンポイントもの

<渡波小学校内>
1F・・・本部 救護室 救援物資提供室 物資保管室 放送室 他
2F、3F・・・避難されている方の部屋
体育館・・・避難されている方の部屋 副本部 

<石巻市周辺>
・自衛隊お風呂提供
・道路サイドのがれき量減少
・ジャスコ、ココ壱カレー、ドラッグストア、農協など営業再開
・渡波駅前:自衛隊による物資提供で長蛇の列(数量限定)
・駅周辺や、ホールなどで、単発で炊き出し提供(マグロ丼、お好み焼きなど)

活動たちあげから、1ヶ月半。
津波の跡は、戦争のあとの焼け野原のような光景が残るなか、
全国から集まった団体や現地の方々の活動により、
家が残る地域は、当時の風景よりずいぶん整備され、少しずつお店も再開し、物資もいきわたるようになっていました。
しかし、仮設住宅入居の未確定、仕事、自宅の修繕など、かかえる問題は多くあります。
沢山の団体がいれかわり、様々なボランティアを行い、帰っていく。そのような中、毎日の炊き出し他、復興活動を行う我々有志たち。なかには、何週間も滞在し、活動するメンバー。
避難されている方は、そのような、
「毎日いる人。」に、とても元気をもらっていると言います。
毎日元気で笑い、ひとことでも何かをかわす、それだけでも現地にパワーと安心感をあたえているのだと感じました。

現地のある小学生は、こう言いました。
「ケーキ食べたいな!」
先日、避難所で誕生日を迎えた小学生。
笑顔で話してくれた彼の顔が、とても印象的でした。

今回、私は、協力隊OBメンバーの繋がりにより、参加させていただきました。
私を受け入れてくださり、期間中寝食共に活動できましたこと、大変感謝いたします。

たった5日間のみの活動でしたが、たちあげからここまで状態を確立させた有志メンバーのみなさん、そして期間中ともに力を合わせサポートしあった有志メンバーのみなさん、その他、活動に関わる全ての方々の大きな力と心に、支援側である私自身も、大きな勇気やパワーを感じることとなりました。

これから、ますます復興し、様々な課題や、超えるべき問題にぶつかっていきます。
その長い期間、広い視野で突き進めていくなかで、私もできうるかたちで支援し続けたいと思います。

以上、私の主観での報告になりますが、ひとりでも多くの方々と、さらなる支援に繋がりますように、と願います。

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