ボランティア家族連絡会
渋谷区幡ヶ谷のJICA東京(東京国際センター)で、JICA東京主催による平成16年度東京都ボランティア家族連絡会が行われました。青年海外協力隊、シニア海外ボランティア、日系青年社会ボランティア、日系社会シニア、調整員を対象に行われた本連絡会に、昨年よりも多い、46カ国に派遣された131名のご家族が出席されました。当日は、東京OB会からも7名が運営に協力しました。
ご家族の皆様に、より理解を深めていただくため、3600人を超える現在派遣数のうち東京都出身417名が任国で活躍していることや帰国隊員が2840人に上るなど、JICAボランティア事業の実績と現状について説明がありました。その中で、協力隊事業は2005年で40年目を迎える節目にボランティア事業の見直しとして、短期派遣ボランティアの募集や協力隊とシニア海外ボランティアの一本化の方向など、JICAの新しい動きについて報告がありました。
▲全体会の様子
派遣前訓練中・派遣中での徹底した健康管理や、現地での安全対策として隊員-駐在事務所-JICA本部間の連絡体制の整備などボランティア安全管理についても説明がありました。その他、青年海外協力隊平成14年度1次隊ボリヴィア派遣の西山OG、シニア海外ボランティア平成13年度インドネシア派遣の森OBより活動報告がありました。
第二部の地域別懇談会では、各ボランティアOB・OG、JICA職員も加わり50名近い協力スタッフにより、アジア・オセアニア・中近東・アフリカ・中南米・東欧の各地域別の11グループに分かれ、任国の事情や隊員の活動ぶりについてご家族の方々へブリーフィングが行われました。
▲分科会の様子
事前にご家族から寄せられたご質問には、主に現地の郵便・通信事情、災害発生時の留守家族への連絡体制、隊員の身体と心のケア、「視察の旅」情報、帰国後の就職状況などがあげられていました。具体的にご家族の方々が心配していたこととして、強盗に遭遇した時の危機管理、スマトラ沖地震津波におけるタンザニアでの被害状況やプロジェクトの一環で派遣される理数科教師の派遣年数の短さ、帰国後の進路や社会還元の方法などがあがりましたが、OB/OGによる親身な回答により、それぞれの不安な面影はだいぶ解消されたご様子でした。一方、週1回の頻度でEメールのやり取りをしていたり、すでに隊員の任地を訪れている親御さんもいらして、任国で現地の人びととともに逞しく生きる様子やその成長ぶりに歓喜が湧き上がる場面もあり、ご家族の方々・OB/OG双方にとって有意義な2時間であったと思います。
来年も同時期に「ボランティア家族連絡会」が予定されると思いますが、帰国したばかりの隊員の皆さんをはじめとする私たちOB/OGに、JICA東京より協力依頼があるかもしれません。皆さんの親御さんが抱えていたように、日本で現隊員を応援するご家族の方々の不安や心配を少しでも取り除いてあげるためにも、ぜひ賛同していただき、現場の声や途上国で培った経験を伝えていきましょう。


